前回は、中学校に入学してくせ毛になった話と

ヘアアイロンを使うようになった話をしました。

まだ見てない人はこちら↓

 

しかし、僕にとってのヘアアイロンは

くせ毛をまっすぐに伸ばせる代わりに、

大きな代償を払う、悪魔の契約でした。

ヘアアイロン

当時の僕は、ヘアアイロンに対する知識が

あまりにもありませんでした。

 

朝シャワーを浴びて、適当にドライヤーで乾かし、

半乾きの髪に160度のアイロンをかけていました。

また、最初は技術も無かったので、

真っ直ぐにするため何度も髪にアイロンをあてていました。

これを毎日必ず。

 

ただ髪を真っ直ぐにすることだけを考えていました。

しかし、僕の様にヘアアイロンは絶対に使わないで下さい。

ヘアアイロンは正しい使い方をしないと

髪に大きなダメージを与える事になります。

 

正しい使い方はこの記事で詳しく書いてます↓

僕は、正しい使い方を知らなかったので

一時的に髪が真っ直ぐになる代償として、

健康な髪を大きく痛み付けていたわけです。

深くなるコンプレックス

そんなことを毎日続けていた僕の髪は

痛み、パサつき、くせも強くなっていました。

そして、この状態で外に出たく無いので

ヘアアイロンを使うという負のループに至ります。

 

また、ヘアアイロンでまっすぐにした髪は水に弱いです。

雨や汗などによって簡単にくせ毛に戻ります。

なので汗をかく部活は嫌でした。

テニス部は基本的に帽子を被るんですが、

帽子を被って汗をかいたらもう脱ぎたくありません。

ひどい髪型になってるのが確定ですから。

 

でも、挨拶の時や写真を撮るときは脱がないといけないんです。

酷い髪型で撮れた写真を見て友達に

「前髪ワカメみたいになってるよーw」

と言われた時は、とてもショックでした。

汗をかく体育祭やアイロンを持っていけない修学旅行、

そしてその状態を卒業アルバムにまとめられるのが嫌で、

そういった行事は全然楽しくなかったです。

 

どんどん傷む髪と共に、

僕の外見に関する自信が無くなっていき、

くせ毛が本当にコンプレックスで

人と関わるのが嫌になっていました。

 

そんな中で僕の心の中は、

ひまびとひまびと

この髪は成長期でホルモンバランスが乱れてこうなったんだ。だから我慢し続ければ元の髪に戻る。

そう信じ、中学三年間は

ひたすら耐えることを選択しました。

しかし、この選択も失敗でした。

まだまだくせ毛に悩み続けることになりました。

次回はこちら

↓ ↓ ↓

 

 

余談 雷

くせ毛の人は全員雨が嫌いですよね…。

あ、こっからは本編と関係の無い余談です。

 

あるテニス部での練習日、

雨が降りました。

この状態で練習を続けるかどうか

(雨で練習をするとコートが痛みやすいので)

僕は、顧問の先生に聞きにいきました。

 

顧問の小田先生は、厳しい人だけど、

生徒思いで指導してくれる先生です。

太ってるけど頼りになる人です。太ってるけど。

 

そんな小田先生は、コートの状況を見て

「この雨なら続ける。

大会まで練習できる時間は少ないから、

一回一回を大事にしていこう。」

と指示してくれました。

 

しかし、雨足は強まっていき、

バケツをひっくり返した様な大雨になった頃

目視できる距離に雷が落ちました。

 

男子は近距離で見る雷に大盛り上がり、

女子は悲鳴をあげてパニックになりました。

 

これでも練習を続けるかどうかを

小田先生にもう一度聞こうと思い

小田先生の居た方を振り返ると、

 

今まで見たことのない速さで

自分の車に走る小田先生の後ろ姿が見えました。

 

その後、「小田先生、逃げた−!!」と

コートはさらに大パニックになりました。